〜負の連鎖に終止符を打つのは誰か

マーティンマクドナー監督『スリービルボード』@ユナイテッドシネマ としまえん

 

 

ミズーリ州の片田舎で娘を殺された女性が、なかなか犯人を捕まえてくれない警察へのメッセージとして三枚の巨大広告看板を立てたことから物語は始まる。

監督がもともと劇作家というのも関係あるのかわからないけど、人物を引き立たせることがとてつもなくうまくて

そんでもってそれぞれのキャストがそれぞれすんばらしく役を全うしている。

 

アカデミー賞、主演女優賞にフランシスマクドーマンド

 

助演男優賞には納得のサムロックウェル

この街の負の連鎖は、娘を殺された日から始まっていて

主人公であるミルドレッドはふつふつと腹の中にある怒りを看板として警察にぶつけるのだけれども

それもまたやはり負の連鎖に繋がってしまっていくのです。

 

まさに劇中で言われる

 

「怒りは怒りを来す」

 

というセリフに全てがつまっていて

この負の連鎖に終止符を打つのは誰なのか。それが出来た時、また新たなスタートを切れるのかってことなのだわよねぇぇぇ!

 

 

☆☆☆☆以下ネタバレ☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個人的にはフランシスマクドーマンドがずっと抱えている怒りを静かに出していて

それもいいのだけど、看板の前で娘を殺した犯人じゃなかったということを聞いた時なんかは、もっと感情露わにされたらあーーーーっもーーーーってなったかもしれないなぁ。

なんて。こんなん好みだからね。うん。

 

しかし、ウィロビーが自殺してしまったことも衝撃だったし。

ディクソンがくそ野郎なのにウィロビーの手紙をきっかけに改心して、犯人を捕まえてやろうとするところは本当ぐっときてしまう。

火事で大火傷したディクソンがボコボコにしたロビーと同じ病室になって、ジュースくれようとして、涙ながらにあの時は悪かったというシーンも最高でそれを聞いた上で怒りで返すところを彼はジュースのストローをしっかり彼に向けるのよねぇ。

 

人は人に影響受けて生きているなって改めて思うのです。

 

怒りは怒りしか生まなくて

怒りで誘発できるのは結局怒りで

 

それを食い止められるのは自分の少しの行動とか言葉なのかなって。

Leave a Response